親戚の赤ちゃんのウパチャラに行ってきました。

2ヶ月前に生まれた男の子の「ポトン ランブッ」の儀式。
(ポトン=切る  ランブッ(ト)=髪の毛 )
バリ・ヒンドゥの儀式にも 同じ儀式がありますが
イスラムでも この髪切りの儀式があるんです。

バリは輪廻転生を信じているので 生まれた時にあった髪の毛は
前世のもの???とかそんな理由でポトンしたと思うのですが
(間違ってたら すんませ~ん)

イスラムの場合は 人生は1人一回きり! 輪廻転生の観念はありませんので
この場合のポトンの理由は お腹の中にいた時の髪の毛は不浄なもの
という観念から 切ってしまうんだとか。
宗教的な理由もあると思いますが うちの回りの人達は
とりあえず何度か丸坊主にしていると 質のよい髪の毛が生えてくる
というのを信じてる人がいてます。

東ロンボク出身のお宅の子供は たしか21回 丸坊主にしなあかん!
という独特の風習のため ここの3番目の子供は2歳くらいになるまで
気がついたら丸坊主!!という ちょっとかわいそうな目にあっていました。

儀式としては 親族だけで行うのが普通のようで
うちの親族の場合は 赤ちゃんの髪の毛の先に金のプレート(はっぱの形とか)
を糸で髪の毛に結び お祈りを唱えながら 男たちの手で
髪の毛の先を ポトンしていくというもの。
(儀式のあと 男女かかわらず たいてい丸坊主にされてしまいます^^;)
そして 切ったあとに 男達でふたたび神様にお祈りをささげます。

11時からは 御近所さん、友人などを招いて お食事となります。
今回のこの家庭のように ごちそう作って 豪勢にやる場合もあり。
身内だけで 静かに済ませる場合もありのようです。


我が家の御近所にも 子供は沢山いますが (どんどん生まれてます)
都度 ポトン ランブッの御招待なんて受けてなかったような気がするので
この儀式に関しては 絶対必要な儀式という事でもなさそうです。 

うちなんか 最初の子は ちゃんとやった記憶があるんですが
2番目 3番目って、、、、はて???という状態なんで^^; へへ。
いいかげんなもんです(オットは ちゃんとやったよ~と言ってますけど)


とりあえず こちらのイスラムでは 子供が生まれると生贄のヤギを
男なら2頭 女なら1頭 神様にささげなくてはなりません。
(これは 当然 回りの皆に振舞われます、子供の誕生を知らせるために
こういう風習があるんじゃないかと思ったりします)

日本はこういう事がどんどん簡略化されて 人のつながりが希薄になってますが
健全な社会環境のためにも 実はこういう行き来って 必要なもんなんじゃないかなと
ふと思ったりするのでした。(めんど臭いことも多いのですが)