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お誕生日 [イスラムのこと]

今日はインドネシアの休日です。
何の日かと言うと イスラムの預言者 ムハンマド
日本ではモハメッドとも呼ばれていますが
その人のお誕生日であります。

預言者というと 「1999年 恐怖の大王が来る」の
ノストラダムスの「予言者」と間違ってしまいそうですが 
「神の声を聞いて それを伝える人」という 言葉を託す人という意味です。

ここまで書いて 「こんなん知ってる!」と言う方には ごめんなさい
今回はそういう事をまったく知らん、という方を想定して綴っていますので・・・

現代版で言うと 私が最近 興味を持っている 江原啓之さんみたいな人かな?
こんなこと書くと 「ムハンマドと江原さんを 一緒にするな~」という
一部熱狂ムスリムにしばかれそうですが、、、、まぁたとえとして、、ね!

この預言者は 一般にナビと呼ばれ イスラムの中では
最後のナビ(預言者)のムハンマドの以前に 24名の神が選んだナビがいたそうで
キリスト教のキリスト、ユダヤ教のモーゼもそのナビの一人なんだそうです。

神様はこの24人の預言者に 神様からのメッセージを伝えていたのですが
人間であるがゆえに 「神が言った言葉を伝え間違ってしまった」事が多々あったそうで
(子供の頃にやった伝言ゲームみたいな感覚??笑)
こらあかんわ、ってことで ムハンマドさんに「オマエが最後じゃ~」と言って
神の言葉を伝えたもの それがアルクルアーン(コーラン)なんです。
なので イスラムもキリスト教もユダヤ教も同じ「神」を崇めているってことなんですね~
いわば親戚みたいなもんなのに あまり仲はよろしくない様子、、、やれやれ。。。

今までの教訓(?)を元に 神からの啓示はすべて アラビア語で伝えられ
それ以外の言葉に翻訳したものは 訳者の解釈違いで間違うことがあるだろうということで
他の言葉で書かれた訳文は 正式なアルクルアーンとは認められていません。
なので アラビア語が母国語でないインドネシア人ムスリムは小さな頃から
アラビアの読み書きを習って アラビア語でアルクルアーンを読むのでした。
(もちろん訳文もついていますが アラビア語そのもので理解する事を推奨してるようです)

同じナビ仲間の ムハンマドとキリストですが 大きく違ってるのが
イスラム教の中でのムハンマドは あくまで神様のスタッフという立場を貫いているところで
半ば神様扱いになってしまった キリスト教のキリストとは 一線を隔しています^^;
私が読んだ アルクルアーンの日本語訳の中にも 名指しでキリスト教が間違ったところ
(キリストが神様みたいに扱われているところ)を指摘しているんですよね、、、
これがテロリストを熱くさせる内容の一端という気もします。

今日はムハンマドの誕生日なので キリスト教のクリスマスにあたる日なんですが
宗教上では それほど重要な日という扱いはないようです。

しかし ここはロンボク お祭好きなお隣のバリ島ヒンドゥーの影響は
少なからず受けているのか?? このムハンマドの誕生日「マウリッド」も
各村が日を少しずつずらして 2-3週間の間 あっちの村、こっちの村というふうに
マウリッド祭ウィークをロンボク中で展開するのでありました。
このご都合主義は 厳密に言うと「ちょっと違う」ような気もするんだけど
ま~~人生 楽しく行こうよ♪ってことで。。。(笑)

うちは手伝いのお姉ちゃんが お祭で田舎に帰ってしまって大変なんですよん(苦笑)


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