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金曜日の風景 [イスラムのこと]

本日は8/17 インドネシアの独立記念日当日で祝日です。

小学生の娘(ハナ)は いつもどおりに学校へ
独立記念日の記念行事(と言っても先生のお話しだけでしょう)のあと
学校近くの約1.5キロほどの道を鼓笛隊を先頭に練り歩きました。
今日のブログネタにとってもよいシーンだったんですが カメラ忘れた~(泣)

明日もお休みで3連休の中 ジャカルタからの飛行機は超満席で
在住の外国人駐在員、故郷に帰った?人達でけっこうにぎわっているみたいです。


私も本日のお昼に空港に行ってきたんですが、金曜日のお昼といえば


肩や手に マイ・お祈りラグを持った男衆 

12:30ごろを境に 空港の敷地内にあるマスジット(モスク)にどんどん集まってきます。
しばらく ホーティブ(KHATIB) のお話を聞いたあとにはじまるのが

金曜日の男子による合同礼拝です。

イスラム教徒はお祈りの前に ウドゥ(ル)と呼ばれる お清めの儀式をしないとダメなので
そのお話の途中でも遅刻組のお兄さんが 端っこの洗い場でジャブジャブお清めしています(笑)
これは日本人がお寺や神社のお参りのとき 手や口を清めるのと同じですね。
イスラムは洗い方にも作法があり 順番もきっちり決められています。

時間に遅れたからと言ってこのウドゥろしないと お祈りにはカウントされないらしい。
この金曜日の集団礼拝のときは ウドゥという手足口耳清めだけでなく 
全身を清めるグスルが必須なので本日このモスクで礼拝に参加したオットは
出かける前にあわただしくシャワーをしていました。

イスラムって人間が健康的な生活を営む上で必要なことを合理的に教えている宗教です。
とりあえず清潔第一! とううのがかなり重要なのだそうで 
こういうお祈り時の決まりごとひとつとっても マニュアルが決められてるので
分かりやすいですよね。(祈りという精神的な部分にのほか 身の回りを清潔にする、
祈りの動作は適度に体を動かしてほぐす という目的もあると思いますね)


実はこの金曜日の礼拝 モスクに集まる人達は金曜日の昼に出歩けば必ず目にする光景ですが
沢山の男達がいっせいにメッカの方向に向かい 静かに祈る姿を最後まで見たのは
今日がはじめてで、ちょっとカンドーしてしまいました。

祈るそれぞれの胸にはいろんな思いはあれど 
神への祈りのために 毎週こうしてモスクに集い(もちろん毎日ここに来る人もたくさんいます)
信仰と交流を深める(?)のは 人間関係が希薄な現代日本人にこそ必要なことかも。。。
ちなみに この男子の金曜礼拝はムスリムとしての義務で 旅行などでモスクに行けない!は
2度まで欠席OKと言っていましたが よく考えたら病人なんかはどーするのよ(免除かな?)


シャッターを切る私に一人の男性が 「リスペクトしてください」と言い捨てて
祈りの場に入っていきましたが どうやら私が観光客の興味本位で写真撮ってたと思ったみたい。
もちろん 金曜礼拝に興味はあったけど 私のブログのひそかなテーマ
「テロリストばっかりじゃないのよ、 普通のイスラムの生活」を日本人に知ってもらいたい
その一心で こういう話題をしつこくない程度に探しているワケでして。
しかしその人の気持ちも傷つけたのはたしか、、、
これからこういう場で写真撮るときは気をつけようと思います。

来月の12日ごろから 私にとってはかなりツライ 断食月が始まります。
毎年 どんどん前倒しにずれていくこの修行(?) 
今回は乾季ギリギリで過ごしやすい季節 今年は去年より少し楽かも・・・・。

 


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コメント 5

うっちゃん

そう言えば、インドネシア独立戦争のために戦った日本軍残兵の物語を
描いた『ムリディア』とゆー日・イネ合同作品があるみたいですね。
見た事無いけど。

インドネシアでは、第二次世界大戦で、200万人の戦没者を出しながら、
それでも独立戦争に日本軍残兵が力を貸した事を、
普通のインドネシア人が知ってるもんなんですかねー。

インドネシアは、日本に対する戦争感情のしこりはどうなんだと、
終戦日になる度にふと思います。
by うっちゃん (2007-08-18 03:59) 

うっちゃん

すいません。訂正。映画名は『ムルディカ 17805』です。
by うっちゃん (2007-08-18 04:02) 

ママハナLombok

うっちゃんさん ご無沙汰してます。

インドネシアの独立戦争の時に日本人がインドネシアを助けたことは
オットのお父さん世代だったらきっと皆知ってると思いますよ。

70~80歳の当時子供~青年だった親戚の叔父さん、叔母さんは
当時日本人から教えてもらった日本語を今でも少し
(叔父は日本語教えていたそうです、片言ですがとても美しい日本語まだしゃべります)
2人とも私を見るといつもニコニコして 日本語で一生懸命はなそうとしたり
日本語の歌を歌って聞かせてくれたりするので
やはり当時の日本人に対しては好感をもって受け止めている、、、、、
と 私は勝手に思っています^^

今の若者は戦争の中の日本人として、、というより
ホンダ、トヨタの国って事で日本人を見てるんでしょうね~

ムルデカは独立とかそんな意味ですね^^
一度観てみたいです。
by ママハナLombok (2007-08-18 08:55) 

仏教徒

今年ボドブドゥール遺跡に1週間ほど通いましたが、この仏教の遺跡に対するインドネシア人の振る舞いには正直ガッカリでした。ゴミはそこらに棄てるはツバは吐くはで、まさに「リスペクト」はどーなってるの?と呆れてしまいました。もちろん政府?は「ストゥーパに登らないように。ゴミは棄てないように」としょっちゅう放送していましたが、実際、ゴミだらけでした。みんな平気でゴミをそこらに棄ててましたから。さて、そこで質問です。モスクでもインドネシアの人達はそんな感じですか?そこらにポイポイごみを棄てていますか?単なる興味の質問です。私の印象では、ボロブドゥール遺跡はインドネシア人にとっては「観光名所」であって、仏教遺跡とは考えていないのだと思っています。だからゴミも平気で棄てているんだろうなあ・・・・、そんな風に思っています。
by 仏教徒 (2007-08-19 03:17) 

ママハナLombok

仏教徒さん 
こんにちは。
ボロブドゥール 私も数年前に行きましたが そんなにゴミだらけという印象
なかったんですが。。。
しかし仏教徒さんのおっしゃるように ボロブドゥールはインドネシア人にとっては
観光名所のようなところという感覚のような気がします。

モスクはさすがにゴミは落ちてないと思います。
祈りの場所はいつも清潔にしなくてはいけないと たしかハーディスなどに
書かれていたと思いますので。
モスクだけじゃなく どこにもゴミは捨てたらダメって アッラーが言ってくれていたら
インドネシアはとっても美しい国になっていたと思います。。。。(苦笑)
by ママハナLombok (2007-08-20 20:34) 

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