今年のイドゥル・フィトリ [イスラムのこと]
断食明け第一日目 イドゥル・フィトリです。
早朝 青年男子は公共の広場などに集まり
集団で断食の無事終了の感謝の祈りを捧げるんです。
これには 1ヶ月間食欲という煩悩に打ち勝った!という
達成感をひしひしと感じられる時でもあるようです。
8時ごろまでに皆家に帰り それからご近所や親戚への挨拶周り
我が家は40軒ほどは集まった プルマハンという集合住宅なので
ご近所さんはよそから集まった人ばっかり、、、、で
半分以上の家が自分の故郷に帰ってしまって けっこう閑散~としてます。
それでもオットの仲良しさんは 毎年田舎には帰らず
(ジャワとスンバ島出身の人です)今年も一番にご挨拶となりました。
右から2番目のデデンさんは ロンボクの大学で農業系の研究をしていて
国からのお達しでEMの調査をする際に ジャワの農場で色々実験してたそうで
私がEMを使いだした時から色々お手伝いしてくれてる助っ人さんなんです。
(EMが牛舎のニオイを消す、浄化槽の汚水を飲めるようにまでしたところなどを
実際その目で確かめていた人です、灯台下暗しとはまさにこの人との出会いでした)
ここから裏の家を回り 皆外に出て挨拶してるうち どんどん人数が増えて
最終的には30人くらいの団体さんになっちゃって 最後はこのプルマハンの
区長さん宅にご挨拶で ご近所周りは終了。
そこからマタラムに住んでいる親戚の家を回ります。
途中で朝 合同集会が行われた 州政府の敷地の前を通ったら・・・・・
大量の新聞の残骸が・・・・(もう会は終わったので新聞拾う人の姿がありました)
これはお祈りの際 芝生が朝露で濡れているので お祈りのカーペットの下にひくようで
各自持参したものをお祈り終了後そのままにしておいていくから。
まぁ 拾ってお金にする人もいるので(ゴミのまま放置される事はない) よしとしても
、、、、汚い。
オットの姉宅で 朝ごはん(ここはいつも何か食べ物が用意されてるのだった・笑)
イドゥル・フィトリの食事といえば このロントンなしては語れないのだとか。
ロントンってご飯を葉っぱで巻いて蒸した ちまきのような餅のようなそんな感じ
普段でも食べますが 特に今日は絶対なんですって、、、(実は私はこれが苦手)
玄関先の客間には お菓子がたっぷり用意されるんですが
どこもかしこも甘いもの攻めなので お客さんは2.3件回ると
「もうお茶もお菓子もいらんわ」ってなっちゃうようで
我が家は 外に出て挨拶周りするので ここ数年はこのお菓子セットは用意してません。
親戚の家を回り 久しぶりに会う オットのイトコなどと談笑したあとは
墓参り!
なんで新年早々墓参りなのか??? よく分からないんですが ご先祖様に
今年も無事断食が終わったよ~って報告するのが趣旨なのかな~~
オットの母や親戚が眠る墓地の前では この近所に住むバリ人の人たちが
普段は自分達のお供え用に使う花を袋やバナナの葉っぱに入れて売っているのでした。
やっぱり商売人やなぁ~~バリ人って といつも思います。
中身が見えるプラスティックバックのお花セットが最近の主流ですが
私はやっぱり昔ながらのバナナの包みが好き♪ その辺にほっちゃらかしても
いつかはなくなりますからね。
ここでもやっぱり花を撒いたあと そのままプラスティックの袋をぽ~~んと捨てる人の
なんと多いこと、、、、これが風で運ばれ川まで飛んでいって水をせきとめ
洪水になるっちゅ~~ねん! 何年たっても学習しないサル 人が多いです。
ということで 今年もイドウゥル・フィトリ 無事終わりました。
ニュージーランドに勉強に行ってた オットのイトコ夫婦(子供なんと5人!)や
私がロンボクに来たばかりの時 世話になってた オットの叔母さん
スンバワの親戚の面々など 懐かしい顔にあえて嬉しい日でしたよ。
マタラムは昨日あたりから 一気にムシ暑さが上昇! 今日も暑かった~~
日中はガマンできず思わずエアコンのリモコンに手が伸びてしまいました・・・
これから雨季突入ですねぇ 今年は乾季らしい日が少なかったのでソンした気分です。
(北京オリンピックあたりから曇りがちな日が多く 時折雨も降ったり
いつもの乾季のサワヤカさを味わえたのは7月くらいだったような)
おはようございます。
何度聞いても忘れてしまうので・・とりあえず日本語で
『明けましておめでとうございます!』
いいお写真満載ですね!まさに日本お正月だ、ということが
よくわかります。
最後のお嬢さんの写真!!!めっちゃカワイイ~~
by ふかふか (2008-10-02 09:48)
イドゥル・フィトリって、墓参が必須なんですね。
知りませんでした。
バリでも、ガルンガンには墓参をします。
といっても、まだ焼いていない遺体が埋められている墓地に、
なんですが。(焼いた後は、家のサンガーにいますんで)
ところで。
バリのバリ人は、別に”商売人”じゃないですよ。
ジャワ人やロンボク人の方がよほど”商売人”かと。
要するに、外地では商売根性が欠かせないというか、
商売根性があるから外地にいるというか、なんでしょーね。
by AYAKO (2008-10-03 10:28)
ふかふかさ~ん
まぁあ~~ふ らひる だん ばてぃん ^^;
この台詞をきっちり言う人も あんまりいなかったような。
私が一生懸命言うと みんな笑ってますし(苦笑)
今週いっぱいはお正月休みムードです。
明日あたりからご近所さんも帰ってくるはずです。
AYAKOさん
イドゥルフィトリに墓参りが必須なのかはナゾですが
それでもこの日は一年に一度 一番お墓がいろんな家族で
ごった返す日ですね。
あと ロンボクはクニンガンみたいに イドゥルフィトリの
1週間後にまたお祝いするんですよ~変でしょ。
お隣のバリの影響受けてるんでしょうかね^^
バリ人は ロンボクの人に比べて やはり商才に長けてる
民族じゃないかと思いますよ。
外国の人とコーポレートして バリ独特の文化を観光に繋げたり
ウブドの王族もホテル経営してるし、生きていくのが上手じゃないですか
(まぁそういう人が多いだけで 皆というワケではもちろんないですが)
お隣なのに ロンボクはご存知の通り マラスな人が多い島
なんていわれてますからね~
バリ人並みの商才があれば ロンボクももう少し賑やかなんじゃないかと。
まぁ そのおかげでロンボクがのんびりしてる島で
売れるってのも皮肉な話ですが(苦笑)
突如立ち上がった新空港で クタにはアルマーニのホテルができるとか
なんかすんごいゴージャスなプロジェクトが進んでるようですが
はたしてどーなるやら。
by ママハナ (2008-10-04 12:50)
いや、バリで成功しているのは、主に、
外国人や、外島出身の人々のビジネスです。
ウブド王家のビジネスについては・・・(言葉が濁る)
外からの資本も多い南部エリアのビジネスと、
ファミリー・ビジネスの多いウブド・エリアのビジネスは、
明らかに性質が異なります。詳しくは書きませんが・・・(笑)
by AYAKO (2008-10-04 14:05)