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廃油台所ふわ石鹸完成 [石鹸・アロマ]


20101117-2.jpg

廃油の処理にと作り出した石鹸
最近は新しい油でお風呂用の石鹸も自分で作るようになりました。
400円くらいの出費で 5人家族半年分くらいの石鹸ができるので
かなり経済的です。ほほほ[手(チョキ)]

しかし廃油石鹸のほうは あまりうまくできなくて困ってました。
最大の問題は 泡がたたねぇ~[たらーっ(汗)]
これが長年の悩みでした これは廃油だからではなく
インドネシアの一般的な料理にはパームオイルが使われるから
パームオイルは石鹸を硬くするために使われるオイルだそうで
泡立ちは期待できないんだそうです しょぼ~ん [もうやだ~(悲しい顔)]

そんなことを mixiの「とことん手作り石鹸革命!」(6184名参加)
というコミュの廃油石鹸のトピックに書き込んだところ
そのメンバーの超ご親切な 石鹸作りの先輩(HN めいききさん)が 
「超簡単な廃油石鹸の作り方教えますよ~」とメールくださり
ご指導いただきました。

この半月の間に 12リットルのふわ石鹸をもう2度も作りまして
2度目で 個人的には理想的な石鹸ができたので ご紹介します。

ただしこの石鹸の分量はインドネシア(東南アジア?)様式です
日本の廃油(サラダ油 キャノーラ油)とは分量が違いますので!注意
基本的にインドネシアに住んでる人で 普段パーム油使ってる人
廃油に困ってる方の為に書きます。(パーム油以外の方はXですよ~
(サラダ油などで作る場合 苛性ソーダの割合が変わってきます)

1度目に作ってわかったのが パームオイルの廃油100%では
どうしたって泡のたつ石鹸が作れない!ということでした。[バッド(下向き矢印)]
廃油を処理したいという基本からははずれますが 
オイルの30%を泡のためのココナツオイル(新油 買いました!)を
混ぜることにしました この配分もめいききさんが教えてくれました。

結果は と~ってもいい感じで泡が立ってくれます もう大満足[黒ハート]

ということで 台所用廃油 ふんわり石鹸の作り方です。
2010/11/8に ママ友(?)さん達のご協力を得て作りましたよ。
通常手作り石鹸では コールドプロセス製法がよく使われますが
実はけっこう面倒なのです、 これは本当に超おおざっぱで簡単!


用意するもの
パームオイル(Minyak Sawut) 廃油 2.5リットル
ココナツオイル (Minyak Kelapa) 新油(廃油でもOK)1リットル
苛性ソーダ(Soda Api) 500グラム
熱湯 3リットル(段階的に3リットルを計5回まで投入)


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最終的には12-15リットルの石鹸になるので これが入る大きめの容器も
大きなたらいでもいいですが フタ付きの大きなバケツ(ゴミ箱でも)
のほうが安全でしょうか?
そして 液体を混ぜる棒 長いものがよいです。

20101117-3.jpg

石鹸作りには苛性ソーダ(劇薬)を使います。
長袖 手袋 は必須! ゴーグルもあればより安全
(苛性ソーダが目に入ると最悪失明します、、、こわっ!)

通常手作り石鹸では コールドプロセス製法がよく使われますが
実はけっこう面倒[ふらふら] これは本当に超おおざっぱで簡単[わーい(嬉しい顔)]

[作り方]

3リットルのお湯を沸かします。


容器の中に オイルを全部いれます。(油は加熱せずそのまま)
廃油はカスなどは投入の際にざるなどでこしてきれいにします。


お湯が沸いたら
油の中に苛性ソーダの500gパックをざ~っと入れてしまいます。
即座に 熱湯3リットルを投入


20101117-6.jpg

化学反応で蒸気があがります これが危険ですので吸わないように!
最大の注意をはらってください!
熱湯にも気をつけながら 入れましょう。[exclamation]

しばらく放置して 蒸気が落ち着いたら 
苛性ソーダのザラザラがなくなるまでかき混ぜます(5-10分)


20101117-7.jpg

反応熱で かなり長い時間熱くなります。
あとは 気がついた時に ぐるぐる~~っと混ぜるだけです。
いままでひたすらグルグルしてた私にはショーゲキでした。
ええのこんな簡単で [たらーっ(汗)]


石鹸の元が 少し冷えてきたら 2回目の熱湯3リットルを投入
私が作ったときは 午前11時に作りはじめて
午後8-9時ごろに少し熱がさめてきた & ちょっと固まってきたので
2度目のお湯を投入しました。
(しゃばしゃばしててまだ熱があるような場合は翌朝まで放置でもOK)

20101117-8.jpg


思い出した時に かき混ぜつつ
2度目の熱が冷めた頃 3度目の3リットルの熱湯を入れます。

20101117-9.jpg

めいききさんのメモでは 5度まで 熱湯を入れてもOKとのことでしたが
今回のレシピの場合は 3度入れたところで お味噌くらいの堅さになったので
それ以上入れるのはやめましたが もっとトロトロでOKなら
あと2回くらいお湯を入れましょう。(1リットルずつとか加減しながらでもOK)
最大の熱湯量は 3リットルx5回で 15リットルとなります。


20101117-10.jpg

その後2週間放置して熟成[手(チョキ)]

コールドプロセスというやり方だと 
1ヶ月は風通しのよいところで熟成(直射日光は厳禁)なんですが 
このホットプロセス?では2週間でOK![ひらめき]
作り方も超アバウトなんですが ちゃんと泡立ち石鹸になります。

(2011/2/1追記:2週間で使えますと初回記きましたが やはりコールドプロセスと同じく
最低1ヶ月は熟成させほうがやさしい石鹸になるようです、2-3ヶ月たった頃には
もっとよい使い心地になっており 泡立ち、泡切れともに更によくなっています)


なにより固形石鹸ではないので 使う前にスプーンですくって容器に移し
少量のぬるま湯を加えてわ~っと泡をたてて使えるので使い勝手もいいし
もう言うことないっす状態(笑)
ココナツオイルは日本で買うとけっこうよいお値段ですが
当地では普段の料理用のもので 1リットルRp12.000~16.000(約120-150円くらい)
これで使い心地がよくなるんなら入れるっきゃないでしょ。

手洗いの洗濯用にも使えそうです。
洗濯機にもさっそく 泡だて器で泡をいっぱいたてて投入してみたんですが
う~ん 水の温度が冷たいのか?泡はすぐに消えてしまったのです。
泡がないと洗えませんから、、、これはダメですね。


普通の作り方だと このオイル何グラム~なんて
デジタル計りで0.1の単位まで正確にはかるのがセオリーなんですが
この簡単なレシピは もし地元の主婦に教える場合にも
計りは使わないので(苛性ソーダも1回で使いきり)
誰でも簡単にできる!というところがいいなぁと思ったのでした。
(それだけに苛性ソーダの危険性は強調しておかないとあきませんが)


今回 めいききさんに出会えて 長年(?2年程度で、ぷっ)の悩みが
いっぺんに払拭されて かなりご機嫌~[るんるん][るんるん]
めいききさん 懇切丁寧にいろいろご指導いただきまして
本当にありがとうございました![ぴかぴか(新しい)]


引き寄せの法則 きたきた~[手(チョキ)]


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コメント 10

akko

おぉっ 話には聞いたことがあるホットプロセス!
だけど... これは普通に「釜炊き(ホットプロセス)」って言われるのとちょっと違うような???
確か、ホットプロセスの場合、「釜炊き」って名前の通り火にかけたと思うんですよね。
だから、これは混合プロセスとかって言われる製法なのかも。
でも、熟成させなくて良くて、直射日光もOKとか、こっちの方が管理しやすくって大量生産するにはホント良いですね~ ^^
by akko (2010-11-18 10:49) 

ママハナ

■ akkoさん

ホットプロセスじゃないんだろうね熱湯いれるだけなので。

しかしオイルの温度も測らないし ホンマアバウトで
できる ウルトラ簡単石鹸でびっくりです。

直射日光OKってことなんだけど 
実は勇気なくて直射日光にはあててません^^;
でもまぁ問題なく石鹸になってるのでいいかなぁ~みたいな

石鹸はソーパーさんのように 美しい石鹸より
廃油をどうにかしたいで始まったのが動機だから
この大量生産、苛性ソーダ使いきりメニュー
適当にかきまぜるだけでできちゃうこの石鹸
ほんと私のニーズにぴったんこでした

昔はやった自治体での廃油石鹸の改良版ってとこかな。

今度 日本人会で文化祭やるんだけど
そこでこの石鹸を作る予定です、うしし



by ママハナ (2010-11-19 00:13) 

なつこ

こんにちは~!
おおざっぱな感じでいいですね。色んな意味でインドネシアに適した石鹸といった感じ笑
私もあれから2~3度、一人で石鹸作りしましたよ!!
楽しくてはまりそうです(*´∀`*)

引き寄せの法則・・・私の場合はママハナさんですね☆
ママハナさんに感謝です♪
by なつこ (2010-11-19 01:48) 

ママハナ

■なつこさん

お~あれから1人で作ってるんですね~石鹸!
1回目の使い心地はどうだったんでしょう~?

私の出発点はこんな動機なので 
なつこさんと目的が違いますから

使い心地を追求するんなら mixiコミュなどで
勉強していいもの作って そして教えてください^^

引き寄せの法則は 
その人が本当に必要としてるものがあるのなら
ず~っと思ってればよい出会いや 道が見えてきたりする
というのは実感できますよね~。
毎日 よいことだけ欲して考えていかんとアカンということですね。




by ママハナ (2010-11-19 11:09) 

Dewi

ご成功、おめでとございます!
あの時のがうまくいったんですね。

最初の写真などは、ヨーグルトアイスみたいで
美味しそう(笑)。

でも頂いた石鹸も、それなりに泡だってるので
トーシロ(笑)の私にとっては十分ですよ。

自分でやるかって?
うーん、住環境が難しいんだなあ。
by Dewi (2010-11-19 12:01) 

ママハナ

■Dewiさん

先日はいろいろお手伝いしていただいてありがと~
この間作ったやつです かなりいい感じにできてるよ
先に渡した石鹸と比べたら 泡立ちの違いがわかるはず

これからも作り続けるので 廃油はためといてね
できれば自分で作れればサイコーやけど^^;
簡単だったでしょ?

しかし犬にひっくりかえされる可能性は大やね。


by ママハナ (2010-11-19 12:17) 

Lovely

初めまして、廃油石鹸をつくりたいと思っていまして読ませていただきました。とても簡単そうなので、是非TRYしてみたいのですが、いくつか質問しても良いでしょうか?
こちらの廃油石鹸を使用する際は通常の水道水ではあわ立ちませんか?ひまし油などを多少入れても同じなのでしょうか?
そして、こちらの保存はどのようにされていますか?部屋に放置でも大丈夫でしょうか?
ちなみに私は在タイですので、環境はインドネシアと似ているかな、と思われます。

by Lovely (2010-12-20 12:26) 

ママハナ

■Loveryさま

タイの水は硬水でしょうか?(インドネシアは硬水)
硬水では基本石鹸の泡はたちにくいのですが
ココナツオイルをブレンドすることで 泡立ちがよくなります。
ひまし油は個人的に使ったことがないので
よくわかりません^^; すみません。

教えてくださった日本の方は キャノーラの廃油で
作ってられてました。
ココナツとパームで作るからか? 2週間の熟成では
かなりきつい石鹸の状態ですので
最低でも1ヶ月ほど寝かせたほうがよいです。


保存は普通に大きなタッパーに入れて保存していますが
水分が多いので あまり長期間はおかないほうがよいのではと思います。

まだ改良の余地があるような感じはしていますので
もし作られましたら 是非意見交換させていただけたらと思います。



私は友人やご近所さんに分けて けっこうあっと言う間に
消費してしまいそうです。


by ママハナ (2010-12-20 13:17) 

Lovely

早速ありがとうございます!
タイの水は硬水です。石鹸作り(まだマルセイユを1度しか作っていませんが・・・)をするにあたって色々調べましたら、ひまし油(キャスターオイル。こちらではパームの4倍程の値段です)があわ立ちを良くするとあったので、混ぜたらどうかなと思いまして。
こちらも油モノはしょっちゅうし、その油をそのまま下水に流していたので、早速取り掛かりたいと思います。

どうもありがとうございます!

by Lovely (2010-12-20 16:15) 

ママハナ

■Lovelyさま

ひまし油高いですよね 泡立ち目的なら
やはりココナツが安くてよいのではないかと思います。

軟水だと パーム廃油だけでも案外いけるかもしれないので
100%パームで試されたらいかがでしょうか?
そちらで手に入る苛性ソーダは何グラム入りが普通ですか?
教えてくださったら ざっと分量お知らせできると思いますが。

もし泡がたたなかったら 追加でココナツオイル(新油)を
足すという作戦です。


by ママハナ (2010-12-20 16:47) 

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