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教授のホテル 道@Ubud [バリ]

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[ふくろ]去年暮れに行ったバリ ウブドでは不思議なところに行きました。

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Michi-Retreat-の番犬君 わんわnわぉ~んと吼える吼える
うちらアヤシイもんとちゃうし(笑)

話せば長くなるんだけど 私がこちらに移住した1998年
乗っていた飛行機の中で 面白い男性と知り合いました(ナンパちゃうよ)
中国系のアメリカ人だけど 仕事で日本にも長く住んでいて
今はバリにも拠点があって これからここにホテル作るとの事。
日本語もペラペラの その人の名前は デビット・クンさんといいました。

2度くらい クンさんの住むウブドのお部屋を訪ねた事があったんだけど
なぜだか その後 すっかりそんな事も忘れてた 12年間[ダッシュ(走り出すさま)]

ひょんな事からクンさん! そうや~と思い出すことがあって ネットで検索したら
出た出た~クンさんのホテル  道(Michi -Retreat-)
イブウブ子@バリブログ (ウブドでブログ発信されてる有名人!ウブ子さん)


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ブログ見るだけで なんか変わったホテルやな~[わーい(嬉しい顔)]と思いながら
でも今回のバリでは絶対ここに行ってみたかったんです。

ウブドということでしたが ニュークニンからまだどんどん南下した
かなりはずれたとてものどかなところにその 道-Retreat-はありました。

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当時もあちこち飛び回ってるような事を言っておられたクンさん
その日もアポなしで訪問したので ご本人には再会できなかったのですが
(その日の夜に海外から帰ってくるとの事でギリギリで縁なかった!)
せっかくここまで来たので ちょっとお部屋を見せてね~と
一番手前のお部屋をいくつか見学させていただきました。

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イブウブ子さんのブログの通り かなり個性的なインテリア!
外の風景は渓谷の向かいに見える棚田がとってもバリ~だけど
ここだけ 地中海のような(笑)ぷぷぷ
全部は見学していません いろんなタイプの部屋があるようです。
Michi - Retreat-のサイト

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このクンさん スタッフにはプロフェッサー(教授)と呼ばれてました。
その呼び名の通り かなりアカデミックな人物で 米国の政府機関で働いたあと
本国、日本の大学でも美術関係で教鞭をとっていた経歴もあるらしい。
(実はここまで詳しいことを知ったのは 最近です[たらーっ(汗)]

私が知り合った時も 「関西に住んでるなら 今度京都の伊勢丹で
フンデルトワッサーの展覧会やるから是非行ってください」と言われ
帰省した際に展覧会見てきました。
クンさんの名前は 翻訳者として そのときの図録にも名前があります。

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フンデルト・ワッサーはオーストリアのアーティスト(Wikipedia )
建築家でもあり 画家でもある 多彩な才能の持ち主(2000年に他界)
「直線に神は宿らず」という文句が図録に残されていましたが
たしかにその建築は曲線でできていて(設計図はどうやって描いたのだろう?)
超個性的 だけど自然と溶け合いそうな そんな建物を建てた建築家です。


この話を書くために ワッサーで検索したら なんと大阪のゴミ処理工場!
まさにフンデルト・ワッサーさんの作品だそうです。びっくり!
舞洲工場に行ってきた 検索で見つけたブログ
今度日本に帰ったら見に行こう~♪ 

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ワッサーの存在がクンさんの感性に影響してるとしたら
この道の摩訶不思議なインテリアも なるほど納得かもな~[ひらめき]
帰って ワッサーの図録を見なおして ふむふむとうなづいてしまいました。

1970年代に出版された クンさんの本(アマゾンでも中古ですが手に入ります)

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文明の条件〈アメリカ篇 1〉人間と金 (1979年)


文明の条件〈アメリカ篇 2〉人間と土 (1979年)


文明の条件〈アメリカ篇 3〉人間と肌 (1979年)


文明の条件 アメリカ編(2) 人間と土 
この本の感想が分かりやすく書かれたあるブログ

あとがきには(文明の条件 アメリカ編 人間と肌より)
この数十年間 日本物語と取り組んでいる私は 今日の日本を語るには
まず病める祖国アメリカを解剖する必要性を痛感し「文明の条件」シリーズを
アメリカから始めた。幸いにして私の国では心の荒廃病を自覚し
自ら治そうとしている人々の数が増えている
しかし日本の現状は ごく一部の人を除いて その傾向は現れず 
いまもなおひとりよがりの「繁栄の乱舞」に酔っているようだ。
(著書の頃は日本はバブル経済のまっさかりでした[ダッシュ(走り出すさま)]
日本の風土と伝統 日本人の心をこよなく愛し 物質社会がもたらした悲劇を
自分の国で嫌というほど味わい 見てきた私は 日本がこれ以上白人社会同様に
醜く歳をとり 成長の盲(めしい)に陥ってほしくない。
その意味で 目下執筆中の「文明の条件 日本編」は人間復活を唱える私が
日本人に宛てた恋文であり また嘆願書でもある 1979年3月 著者


閉鎖国日本―新意識のすすめ (1980年) (文明の条件〈日本篇 1〉)


盆栽人間―日本の精神構造 (1980年) (文明の条件〈日本篇 2〉)


執筆から31年 繁栄の頃はとっくに過ぎ去って 長い長いトンネルを
彷徨ってる日本を クンさんはどう見てられるのか?
いつかお会いしてお話を伺ってみたいものです。

実際見た時は 度肝を抜かれるこのホテル
また行ってみたいなぁと思う不思議な魅力があるかも。

ワンコにまた吼えられるかなぁ?[わーい(嬉しい顔)]











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