謝りっぱなしのイドゥルフィトリ [イスラムのこと]
断食月ラマダーンが終わった昨日
その翌日はイドゥルフィトリと呼ばれる祭日となります。(毎年書いてるけど)
日本の年末年始のようなもので 昨日が大晦日 今日は元旦という雰囲気
我が家のある住宅街はプルマハンと呼ばれる建売タイプの新興住宅地
よその島から移り住んでる人ばかりの集まりで 今日までここにいるのは
田舎などに帰省しない人たちばかり 住民の30%くらいが残ってます。
朝7時くらいに始まる断食明け後の合同礼拝のあとは
まずご近所のみなさんに断食明けのご挨拶!が定番
我が家の前がここの区長(パッエルテー)の家
9時前にはご近所さんが ここの庭に終結していました。
みんなびしっとムスリム服を着てます。みんないい顔してるよね
地区長さんの家で ご近所さんとかわすのが 決まり文句の
[マァァフ ダン ラヒールバティン ]
「気が付かないうちに失礼なことをしたかもしれません すみません~」
って 日ごろの無礼を正月にわびるというのも変な感じですが
とにかく みんな 握手をしながら謝りまくります(笑)
歩いてる途中であったご近所さんともその場で「スマン!」(笑)
とりあえず知った顔があれば 即その場でご挨拶ですね。
この5-6年でもう持っていない人はいないんじゃないの?
ってくらい普及した携帯電話
電話で断食明けのご挨拶なんてのももはや普通
私の携帯にも日ごろお世話になってる人からのメッセージがありました。
一通りご挨拶がすんで 引越し前のご近所さんの仲良し宅へおじゃまして
用意されたお菓子類をパクパクいただき しばし談笑です。
引越しして あまり外に出なくなっちゃったので おしゃべりするのも
ひさしぶりでした。あ~いかんいかん もっと出なきゃねぇ
いつもはこのあとマタラムに住む兄弟、親戚の家を回るんですけど
今年はオットが仕事 そして車も持っていかれ・・・
子供とタクシー使って回るか?とタクシー会社に電話をするも
結局1日つながりませんでした!そもそもドライバーも休む人が多いだろうし
何より親戚回りの需要で普通の状態じゃないですわね。
結局今日は一日家でグタグタしてしまいました。
でも家にいたおかげで見れた大きな虹
ちょっとうれしかったな。
断食は正直しんどくてストレスですが この断食明けのお祭りの日は
こうして ご近所や普段会わない親戚の人たちと
普通に会ってしゃべれるのがいいです。
日本の40年前の正月もこんな感じ?だったんじゃないですか?
(知ってる人・笑)
年末というと 私の子供時代は住んでいた京都から和歌山の祖父母宅へ
出発前には ボーナス片手の両親と田舎へのお土産を買いに行って
いつもはどっかのお下がりばかりなのに
年末だけは新しい服を買ってもらいました。
(どんな貧乏やねんって感じですが、へへ)
そんな時代とオーバーラップするのが この日
なつかしい昔の日本を思い出します。