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亡き友人の忘れ形見 [バリ]

私の大阪時代の同僚で 偶然にも のちバリ人と結婚し
バリのヌサドゥアに住んでいた 友人が去年8月 若くして病気で亡くなりました。
お互い初めての外国暮らし、時間があれば電話して 嬉しい事も悲しいことも打ち明け
気がつけばすごく大切な人になっていました。

その友人が亡くなる1年前にタンジュンブノアで念願のお店を開店していました。
(2005年7月20日がオープンの日でした)
当時私は臨月の身でどうしてもバリに行くことができず そうこうしているうちに
友人は病気が悪化し 開店後わずか2ヶ月で店を休業することになってしまいました。
結局 ふたたび彼女の手で店のシャッターを開けることはなく 2006年8月帰らぬ人に、、
私もその店が空いているところは見たことがありませんでした。

そして 1年と言う時がたち 彼女のご主人の妹が店をふたたびオープンし 
当時のスタイルでやってるよ、という話を聞いたので 今回見学しに行ってきました。

タンジュンブノアのメリア・ブノア ホテルの手前に アートマーケットがあります。
昔ながらの 長屋形式のお店が並ぶ一角に ひとつだけやたらこ洒落た店構え
それが友人の店 ANTING(アンティン)です。

彼女がまだ普通に元気だった頃 バリに行ってはシルバーの仕入れについていって
彼女のセレクトする商品のこだわり、品物を選ぶスルドさにはいつも関心してました。
仕入れたものの写真も1点1点記録していたので そのファイルを元に
今はご主人と彼のの妹さんとで商品の仕入れをしてるらしいのですが
さすがに年月がたつと商品もどんどん入れ替わるので 同じ商品を入れるのは
かなり難しくなってきていると 妹がため息をついてました、、、が
私の知る限り まだ彼女の息使いが聞こえるような 懐かしいシルバー達が
目の前に並んでおりました。。。。。

 

 

アタのバックなどはほとんどが売れてしまい 新しく棚に並んでるバッグは
正直 むむむ~~~~というものがあったり 手前のラックには
他のお店と同じように 仕入れたままの束のネックレスがぶら下げてあったり
ところどころで 「くずれ」、、、は感じましたが(笑)
まだまだ彼女が店をしていた時の空気は健在。

 

もうここに来ることもないかもしれませんが 
友人が一番楽しんで仕上げた最後の仕事(友人はインテリアデザイナーだったので
店の設計、ディスプレイの小物の企画まですべて彼女がやりました)
それを見届けることができて 私自身ひとつの区切りがつけたような気がしました。

 

タンジュン・ブノア、ヌサドゥアに宿泊予定のある方 
チャンスがあったら是非この アンティンに足をお運びくださ~い!
かっこいいシルバー達 まだまだありますよ~~。(なるべくお早めに・笑)
アナタのおしゃれ度がぐんとアップする事間違いなしです。

ANTING
Jl.Pratama ArtMarket NO38 Nua Dua (Beside of Meria Benoa Hotel)


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