石けん作り体験 [石鹸・アロマ]
1年ちょっと前から石鹸を作るようになりました。
きっかけ:うちの手伝いちゃんは料理で毎日揚げ物を作るので
大量に出る真っ黒の油をどうにかしたかったから。
こっちでは泡立ちがよい石鹸ができるココナツ油が
安くで手に入るので 最近は体を洗う石鹸も手作りです。
市販の石けんより断然使い心地はいいです。(自画自賛)
で、毎週土曜日に日本人の子供が集まる会で
みんなで石鹸を作ろうなんて言ってたんですけど
石鹸を作るには 苛性ソーダを使うので 安全性的にどうだろう?
ということで 色々調べていたら
「ペットボトルで石鹸を作る」というページが出てきました
あ、これだとなんとか子供達にもできそうかも。
今回は火を使うので我が家で集合~
中には「ペットボトルが爆発したという話を聞いた」
(色々調べたけど 書いた本人の作ったものが「爆発した」
という話はとうとう見つけることができなかった・笑)
なんてひえ~という事が書かれていたので
そのあたりは慎重に、、都度フタをあけて(保護者が)
ガス抜きしてました。
キャップのところも液モレすると怖いので
ビニールの袋かぶせてましたが これも特に問題なし
この方法だと 子供でも 比較的安全に石けんを作ることができます。
皆見てるだけって言うのは難しいですから。
ホント一生懸命 フリフリしてくれてました
厳密に言うとマスク、ゴーグル、ゴム手袋なんて装備が理想
けどここでそれは石鹸作る前に暑さで倒れそう。
苛性ソーダ液を扱う私は手袋してましたが。(ひどい?)
日本では 薬局でハンコが必要な劇薬ですけど
ここではフツーにビニール袋(さすがに二重包装)で
普通に買えるらしいです
オットはこれをダイビングのタンクのペンキ落としに??
(アルミタンクだからアルカリとの反応で黒くなるはず?)
よそのご主人は下水パイプの掃除に使ってたそうです。
(詰まってるのってたいてい油なんですけど鹸化しないのかな?)
危険なものって意識はゼロです(苦笑)
目に入ると失明する事もあると書かれてますけど
きっとこんな恐ろしい話知らないよね オット。。。。
集まった子供は8人 4本のペットボトルを
交代でフリフリすること約30分(いつもの廃油石けんより少し長めでした)
トロトロになったところで はい型入れで~す。
ちょっとタイミング遅くて 最後のほうは
かなり固まってしまいました
このあと余った廃油でいつもどおり ボールでくるくると
ひたすらかき混ぜるやり方で作ってみたのですが
(これは保護者だけでね!)
トロトロになったもの 並べて比べると
子供達がフリフリしたペットボトル石けんのほうが
なんだか白くていい感じ。違いは何なんでしょう?
(固まりはじめの時間がくるくるの方が早かったのです)
こちらのくるくる石けん 保温して翌日開けてみたら
アルカリ成分がしみ出して 茶色の水滴が上に。。。
そのまま放置してたら真っ白なソーダ灰になっていました
う~ん ここまでひどいのは初めてかも。
これは後日 塩析という方法を試してみたかったので
ダメ元で挑戦してみようと思っています
フリフリしたあとのペットボトルは当然残りが
べったり内側に残っていますが これは後日お湯入れて溶かして
お皿洗うのに使います(廃油石けんも基本は皿洗い用です)
くるくるしたボールも同じくそのまま乾かして使ってます。
充分皿洗いに使えますよ。無駄な汚水になりません
型は専用のモールドが手に入らないので かわいい形の
製氷皿があったのでこれを石けん用に使ってたんですけど
硬いプラスティック型なので型だしがけっこう大変。
最近はお菓子の入ってたケースが出しやすい事に気付き
お土産の饅頭の入れ物~クッキーのトレーまで全部とってます。
何度か使えるし ほんと便利(ビンボくさいけど・笑)
見てくれより出し安さ優先
とりあえずは子供達に 化学反応の面白さ
そして油は下水に捨てない!という事を勉強してほしいですね。
小さな小さな草の根運動です
石けんの事 改めて調べているうちに出会った 最高に素敵なサイトです
石けんのことはもちろん 環境のことや健康情報のウソ・ホントなど
エコな生活する上でとってもためになるお話を とても分かりやすく解説されてます。
今までよかれと思ってしてたこと 実は環境破壊、、、なんて
気付かされたところも沢山あり とても勉強になりました。
(あまりにコラムが多くまだ全部読破していませんが^^;)
ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
なんとっ!石けんつくりの本も無料で配布しておられたので
さっそくお願いしてダウンロードさせていただきました。
軟水を作る装置の作り方なんて読み物も一緒にいただき
読ませていただいたんですが 軟水ってすばらしいんですね。
インドネシアは基本的に硬水のはずなので
今ムショーにこれが作りたいのですが(笑)
軟水作りには欠かせない 【イオン交換樹脂】
ここでは手に入るのだろうか。。。いつもそこでつまづきます
でもきっといつか手に入るのでしょう(笑)
このサイトを作られた「はる博士」の言葉
(水を汚しているのは、、、のコラムの最後より引用しました)
■水をきれいにするのは私たち一人一人の努力から
人口の増加、食料や資源の枯渇、そして生活環境の悪化は
21世紀に生きる私たちに問われる問題です。
水質汚濁防止法も、工場排水対策だけでは、水質の悪化を防げないとして、
前回の改正で、国民の責務を明確化しています。
水質汚濁防止法;第14条の5、第14条の6関係
国民の責務・努力 調理くず、廃食用油等の適正処理、洗剤の適正使用等の
水質保全への心がけ、国、地方公共団体の生活排水対策への協力、
生活排水処理施設の整備に関する努力
私たちの小さな努力の積み重ねで、生活排水の質を改善できます。
節水によって、新しいダム建設に匹敵する水資源を節約できます。
生活排水を少し注意するだけで、
下水処理場建設に匹敵する水質の改善が可能です。
自分たちのまわりの環境改善のため、そして次世代の子供達のためにも、
少しずつ努力していきたいと思います。
(ここまで はる博士記)
このサイトをインドネシア語に約して インドネシアの人たちに
読んでもらいたいなぁと思いました。
この国にも環境問題に興味を持って ゴミ処理にコンポストやってる人がいます。
2億人の人口のそれはまだほんの少~~しの方たちだと思いますが
きっとその芽がいつか大きな木になって育ってくれることを願っています。
願えばかなう おっしゃ~(笑)
もっと精進して よい石けんを作りたいですね
今日も長文お付き合いありがとうございました。
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