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ココナツは優等生 [生き物]

しばらく 眉間にシワがよりそうな話題ばっかりでしたが・・・・
また元の 南国のしょうもない話に戻りま~す!

南国といえば ココナツ!ヤシの木ですよね~
 

日本じゃ ココナツミルクか中華街とかで ヤシの実ジュース
くらいしか思いつかないけど 当地では色んなことにヤシが使われてます。
インドネシア語でヤシは クラッパ kelapa

まず実ですが 若い実は クラッパ・ムダと呼ばれ
中身は ココナツジュースがいっぱい!中の実もヤワヤワとジェリー状で
スプーンなどで 中身をしごくと簡単に取れます。
これとジュースを混ぜたものに さらにシロップを入れて甘みを加えると
立派なオヤツの出来上がり その辺の屋台でもよく売ってます。
(氷を使うので観光客には少し危険です)

スンギギから ギリに向かう途中に「マリンブ」というビューポイントがありますが
ここではいつも取れたてヤシの実を売ってます ギリからの観光の帰りにいかが?
(目の前で 若いヤシの実をガシガシ割ってくれます、これは安全)
1個Rp2.000-くらい (要交渉)日本じゃ500円くらいしてましたっけ?輸入ですもんね。


古い実は クラッパ・トゥア ジュースはほとんどなくて あっても飲みません
中の白いところもカチカチになってて これが色んなものに使えます。
すりおろしたものは 絞るとココナツミルク~♪ カレーや魚を煮たり用途はいっぱい。
そのまま お菓子の中身になったりします、ココナツフレークってヤツかな?

カンドーしたのは 以前下宿してた家の大家さんが ある日外で火をおこし
中華なべでココナツミルクを煮てたんですが 水分が飛んで残ったのは
ヤシ油、、、、、こんな風にしてできるんか~と しばらく観察してしまいました。
(他の人に聞くと煮たりせず 1日 放置しとくと自然に油成分が
浮き上がってくるというのですが はて これいかに???)
ま~この油 実際は かなりヤシ臭く これで料理したものはけっこうクセがあるので
私はあんまり好きじゃないのですが・・・・・
昔 バリのお土産でヤシ油を買って帰ったら 冬の日本では固まってしまって
びっくりしたことがありました~(フライパンで暖めたら油になりましたけど)

木の部分はもちろん材木になります、木目が独特で私は大好き、
ほかの木と比べるとけっこう高価、 まぁ まっすぐに育てるの大変そうですもんね。
実とカラの間の繊維はマットになったりしますし 殻を乾燥させて燃料にも使ってます。
ヤシの葉っぱの若いのは お供え用に使われたり 結婚式などのデコレーションにも使います。
(入口にこのヤシの若い葉をアーチ状に組んでたりするのを見かけますが
これが その家でおめでたい事があるって一目で分かるんです)
まぁ とにかく捨てるところがほとんどない優等生。

ちなみに 村の若い衆は まるでオサルさんのように するすると
たっか~~いヤシに登って ヤシの実を取ってくれます。
よく見ると ヤシの木にちゃんと足がひっかけられる「くぼみ」をカットして作ってます。
登るときより やっぱり降りる時のほうが おそるおそるってカンジかな?

唯一危ないのは 落下するヤシの実 高い木になると20M近くありそうです。
これで 年間に何人もの人が亡くなってしまうんだそうで
風の強い日には 実のなったヤシの木にはあまり近ずかないように~。


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