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ウミガメの島 ギリ [観光情報]

今日もトラワンガンの話題
グッドハート、ドリームヴィレッジから桟橋方向に少し戻ったところに
ウミガメの赤ちゃんがワサワサ泳いでいる水槽を発見。

2年前 日本のエコをテーマにした「エバーブルー」というフリーペーパーにも
このお店の事が そういや掲載されていたのを この水槽を見て思い出しました。
(検索してみたけどこのフリー情報誌はもうないみたいです)

ギリ3島は別名タートル・アイランド うちのダイビング サービスでも
「ウミガメはほぼ100%で見れます」が売り文句。
ここでダイビング、スノーケルをして ウミガメが見れないほうが珍しいほど
ウミガメだらけの島なんです。
グリーンタートル(アオウミガメ)が主に見れます(たまにタイマイとか)

ここディノ・カフェでは 島のビーチで産卵した卵を掘り返して 
こちらの孵化場に移し生まれた子ガメをある程度まで大きくしてから(約8ヶ月くらい)
海に返しているとの事。
水槽の近くでは孵化場があり 卵のハッチアウトの予定時期が記されていて
運がよければ砂から這い上がってくる子ガメの姿を見る事ができます。

生まれたばかりのやわらか~い子ガメは天敵が多く そのほとんどが
大きな魚などに食べられてしまうそうですが まぁ こういう風に保護すれば
生き残っていく確率はぐーんと上がるのでしょう。

こちらの市場ではウミガメの卵がたまに売られていたりしてショックを受けてましたが
日本も一部の地域では今でもウミガメの卵を食べたりするとかしないとか?
この卵を全部買い取って(でたー・笑)ビーチに埋め戻したらどうだろう?と
一時真剣に考えたこともありまして。
私の故郷 和歌山の南部に串本海中公園というところがあるのですが
ここでお仕事をされている海ガメの研究者にお話しを聞く機会があり 事情を話すと
現段階でははっきりとした事は解明されていないのだが いったん産み落とされた
ウミガメの卵は 掘り返して 卵を動かすと 雌雄がどちらかにかたよってしまう
という研究結果も出ていたりして 保護目的で人間が手を入れると
かえって カメの生態系のバランスが崩れる可能性がある、という話しを聞きました。
(この時いただいた 「ウミガメは減っているか」-その保護と未来‐という本にも
この卵の移動保護に関しての注意勧告が明記されていました)

この活動をしている人は ここまで研究をしているとは思えず
単にカメの保護としてがんばってるのだと思いますが 
自然界のバランスを考えると やはりそう簡単なものではないようです。。。。

それでも ハッチアウトして水槽に移されて元気に泳ぎ回るウミガメの赤ちゃんは
やっぱりかわいい!です。
黒目100%のくりん!としたつぶらな目 柔らかそうな甲羅、クルクル泳ぎ回るしぐさは
時間がゆるせばいつまででも見ていたいくらいでした。

 

このウミガメの保護 このギリ・トラワンガンのほか ギリ・ナングー(数年前に見たので現状は?)
スンギギのホリディリゾートなどでも見れます。

それより何より 成長してすっかり大人になったウミガメ
ギリ周辺では ダイバーをほぼ恐がることがないので 追いかけない限りは
ものすごく間近で観察することができます。
ライセンスを持っていない人でも 体験ダイビングの許容水深12mでも充分見れます。
(食事中のカメは人間に目もくれずにムシャムシャ食事をしていますよ)
ギリまできたら スノーケルといわず 是非ダイビングをお奨めします。


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