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断食シーズンのエンターテイナー [イスラムのこと]

 

断食も後半戦やな~と思い出した頃に増えるのが ミンタの人々
(ミンタはインドネシア語で ~欲しい という意味 
私の文章表現では お金の無心をする人を指します)
この時期たとえば 私が断食をしなかった場合 人々に施しをすることで
たしか借金消してくれるとかあったようななかったような。。。。

そんなこんなで 健康なおっちゃん、兄ちゃんでも昼間から道端で
堂々とミンタウァン(金くれ~)してる人けっこう多いです。
うちは健康な人にはぜ~~ったいお金はあげませんのでムシムシ~~。

断食の最終日の夜には どこかの村総出でお金をもらって回る団体さんがうろうろします。
なんせ断食明けのイドゥルフィトリは日本のお正月みたいなもの
どこも普段より豪勢な食事を作ったり 新しい服を新調したり とにかく物入りの季節。
お金がいるんですよね~~~はぁ。。。(うちはTHRというボーナス支給予定)

そして昨晩はパソコンに向かって作業していたら 遠くからシャカシャカという
タンバリンのリズミカルな音色・・・・・・・・
塀の向こうの村の青年がよく屋根にのぼってギターひいてたりするので
ニューバージョン?とも思ったんですがそれにしては遠すぎる。

そのうちその音に混じって ぽこぽこと太鼓の音 そしてギターと歌声が聞こえてきました。

外に出てみると隣の家の門の前で3人の楽器を持った男と男の子が歌っております^^;
曲のジャンルはダンッウッドという インドの歌謡曲風のインドネシアの演歌です。
(アップテンポで湿っぽさはないが どの曲聴いてもメロディが似ているので演歌と表現)

断食のころにはこういう さすらい旅芸人っぽい人がたまに出現するんですが
耳をかたむけると けっこうこの人歌がうまいじゃ~ん♪
1曲終わって シンガーにお金を渡すと(Rp1.000-しか渡してなかったよ~~・笑)
身をひるがえしてうちとは反対の方向に行こうとするので
Rp10.000-ルピアを手に握りしめていた私は「ちょっとまった~~~!」と呼び止めたのでした。

そして御一行は我が家の家の前でまた ノリの良いアップテンポの曲を披露~~。
最初は長女と私だけが見てましたが 最後のほうにはオットも次女も 手伝いのお姉ちゃん
みんなで さすらいバンドの歌を聞かせてもらったのでした。

曲が終わったあとお向かいの奥さんも出てきて ほい!とチップ。
さては家の中で聴いていたんですね~(笑)

信号待ちの車に ギターを持ってよってきて勝手に歌って お金を要求する輩は
はっきり言って迷惑ですが(わざとオーディオのボリュームあげます・笑)
こんな上手な人ならいつでもウェルカム!
でもこれも断食ならではの風景なんですよね。

こういうインドネシアのおおらかなところ 気に入っています。

 


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