友人 最後の晴舞台

　　　　

14日までバリに行っていました。
1つは日本から来た友人と会うこと。
そしてもうひとつが　大好きだったバリ在住の友人の葬儀に参加する事。

友人は日本人で　実は日本で一時期一緒の会社の中で働いた同僚。
やはり私のようにインドネシアの人と結婚してバリに住んでしました。
彼女はバリヒンドゥー　私はイスラム教　それぞれ違う宗教の人で
しかも島違いでしたが　同じ異国に住むもの同士で　
日本に住んでいた頃以上に色々交流をさせてもらい
気がつけば　私にとって　とてもとても大切な友人になっていました。

亡くなった経緯は省かせてもらいますが　
バリヒンドゥーは日々　お祭り事で暮らしているような宗教。
この世に生を受けてから　この世を去る日まで　節々に「ウパチャラ」
と呼ばれる宗教行事がとり行われます。
葬儀はその中でも人生最後の大イベント！　

2日に亡くなった友人も　バンジャールと呼ばれる自治会の中で
葬儀の日(14日）が決められました。（個人や家族の意志では決められません）
日本の暦のようなものがあり　葬儀に適した日があるようです。
（その他の村のお祭り事と重ならないように　調整されるのです）

亡くなったその朝から　バンジャールの人たちが集まり　
死者を送るための準備が黙々と続けられます。
そして　葬儀の日の当日　
道には友人を乗せるための立派なお神輿（名前が不明）が用意されていました。

　　　　
上部に友人の棺を乗せ　その両側には大人の男2名がガード　
「せーの！」の掛け声で　村の男たちがいっせいに担ぎあげて　
村の埋葬場まで行進です。　後ろからは　ほかの人たちが続きます。
道はその間大渋滞！　毎度の事なんでしょうけどすごかったです。

　　

神輿は辻のところでは　必ず何回もくるくると回転し　上に乗った男が
聖水をバシバシ　かけています、大阪に住んでた私は
「岸和田のだんじり祭」を見てるみたいな錯覚におちいりました。
墓地までの道のりはかなり遠く(約4キロくらい）最後には坂道！！！
葬儀のたびにこれをしてるのか～～と思うと　いやはや・・・・・。

　　

　　

埋葬場では　また色々な儀式があり　最後は乗ってきた神輿を焼きました。
バリヒンドゥーは通常　ガベンと呼ばれる火葬の儀式があるのですが
友人の住んでいた地域は色々な理由で火葬はなしで　
故人が使っていた服、靴、カバンなどと一緒に土に返されます。
　　　　

最後はまた　家の近所の海に行って　魂を海に流す儀式で本日は終了。
（火葬の場合は灰を海に流すそうです）
後日　自宅のサンガ（各家にある祠）に魂を入れるウパチャラがあるそうです。
基本的に魂はそのサンガにあるので　墓参りはしないそうです。
墓参りが基本の日本人には　墓標もないお墓はかなり寂しい気がしました。
（ちなみに　イスラムは土葬が基本なので　墓標はちゃんとあります）

　　　　

葬儀当日　私は北東のトランベンというところから移動してきましたが
途中の村々でも　お葬式の神輿をあちこちで見かけました。
火葬にする村では　牛の神輿なども見かけました。
「人生　最後の大イベント」　どの村の飾りつけも本当に美しかったです。

　　

最後に　いつも私のしょうもない話を真剣に聞いてくれたＣちゃん
本当はしわくちゃの婆さんになるまで　長生きしてほしかった。
初めて虫の知らせを体験させてくれたこと　
「体は死んでも魂は生きてること」を教えに来てくれたんだと信じてます。
ほんとうにほんとうに　今まで　色々ありがとう！
そして　またいつか、きっとどこかで会いましょう。

ギリメノふたたび

ロンボクのガソリン不足は　本日ひとまず解消。
次回に備えてやはりどこかに備蓄しなきゃダメですね。
燃料のありがたさがしみじみ分かる５日間でしたー！

 

日本はとても暑くてたまんない～ということなので
先日行ってきたギリ・メノーの画像　気分だけでも爽やかに？
いかがでしょう？

メノーは私が１０年前に初めてロンボクを訪れた時に行った島。

ナウティルスみたいなホテルも過去いくつかできたけど
なぜかお客があまり来なかったようで　もうクローズしてしまいました。
（１０年前はブーゲンビル、その後バウンティ・メノーがありましたが
いずれも今はありません）
お隣のトラワンガンは大盛況なのに　なぜかマイナーな島なんです。

でも静かさと海の美しさでは　私的には　３島の中で一番のご贔屓なんですけどね。

私が初めてメノー行った頃にいた人達は　もうほとんど見かけません。
ビーチマッサージの　ボトルさんとスリッパさんという名前のお母さんが
いつも道具を入れた籠バックを首からぶら下げて
コンティキの前あたりをうろうろしていましたが　すでにご隠居の様子で
近頃は　アティッさんていう　彼女らの娘ががんばってます。
（この日　相場を聞きましたが　Ｒｐ５０．０００くらいです）

旅行者の立場になると「きちんと交渉しなきゃ　ボラれるんちゃうやろか？」と
かなり構えてしまいがちですが　こうやって　　お知り合いになると
ほんま皆　フツーに接してくれるんですよ。
キンチョーせずに　スマーイルで　値段交渉に挑みましょう（笑）

１０年前は小学生だった　パイナップル売りの女の子なんかはどーしているんだろーか？
もうヨメに行って子供がいるかもしれないなぁ　などと
島のレストランで　Ｒｐ２０．０００！也の野菜入りインドミーをすすりながら
一人　昔の事を遠い目で思い出している私でした。。。。

それにしても島の食事は高い。。。。

明日からまたまたバリ、、、、しばしのお休みです。１４日夜に帰ります。

 

ガソリン ホンマにないんです！

昨日もお知らせした　ロンボクのガソリンがないよ～～
今日も状況は変わらず、、、と言うより　悪化してるようで
どのガソリンスタンドも長蛇の列で　
車は１キロくらい並んでるとかいないとか、、、

朝の６時から並んで　お昼ごろに　や～～っと自分の番だ！
と思ったら　たった１０リッターしか入れてくれない（車の場合）と
今日乗ったタクシーの運ちゃんが泣いておりました。
街中のビン入りガソリンも　一昨日はリッター７０００と言ってましたが
（スタンドでは４５００です）本日は１５０００！なんと２００円以上
こりゃ　暴力ですねぇ。。。（置いてるところ見かけてませんが、、、ウワサ）

移動手段がないので　お店ものきなみ閑散としており
経済全体が回らなくなってきてるようです。。。

だからインドネシア全体がそうなのか？というと
今日　バリに行ったオットは　「全然影響なし」とのリポート
スンバワも特に混乱はないと言う、、、じゃぁ　ロンボクだけなん？
そらあんまりやわ～～～とほほ。

ということで　明日のダイビングのガソリンはどうなるのか？？
（なんせ　ボートダイブですからね。。。）
ピンチな　うちの稼業なのでした。

    

画像は　延々とガソリンを待つ人の列一部。。。。
ウワサでは　当初水曜には平常になる、、が今日は「木曜日」になったらしい。
一体全体どーなってるのでしょうか？さっぱり分かりません。

独立記念日と野良山羊？

ロンボクはおとといから「ガソリン」が町中から消えてしまい
大変な事になってます、ヒマな時期ならいざ知らず
一番忙しい時期やっちゅーねん！　いやー困りました。
どうでもいいけど　早くガソリン・・・・・

 

ところで　８月に入ると街中に国旗を売る店が並びます。
８／１７はインドネシアの独立記念日　今回は６１回目。
この日は各家庭　国旗掲揚の要請があり　たいていの家の軒先に
インドネシア国旗「メラプティ」（メラは赤　プティは白）があります。

タクシーや観光用の車にも　車用の小さな旗がついていたりします。
日本も昔は正月には国旗掲揚していたような気がしますけど
最近はほとんどしないですね～～　
私は国旗掲揚がとっても好きなので　少し残念です。
来週くらいは　あちこちで　インドネシア国旗を目にする事と思います。

ところで　うちの割と近所の住宅街にいるんです、、、ヤギが。。。。
田舎の村で見つけても　さして何も感じないのですが
街中のアスファルトの道を闊歩している　ヤギはやっぱりすごく変ですよ。
笑っちゃうのが　ゴミ箱あさりをしているヤギ。。。

それって　野良犬ならぬ　「野良ヤギ」ですがな～～～。

昨日も外からの帰り道で　その野良ヤギ軍団に遭遇
ちっさい子ヤギがゴミ箱に入って　残飯あさりをしていましたとさ（笑）

ギリ・メノー ナウティルス

　　　　　

すごくひさしぶりのブログです。
ネタはいっぱいあるのですが（笑）またおいおい・・・・。

ロンボクの近況ですが　相変わらずとても朝晩は涼しく
というより「寒い！」くらい＾＾　靴下が離せません。
８月にはいり　バリ、ロンボクは観光シーズンたけなわですが
去年１０月の２度目のテロ　そして　相次ぐ地震や鳥インフルエンザなどの影響？
バリもスンギギもいつもの夏より　なんとなく静かな感じがします。

ところで　今日はギリ・メノーに行ってきました。

　　　

観光客に一番有名なギリは　トラワンガン、メノー、アイルという３つの島で
構成されています。（ギリは小島と言う意味で　ほかにもギリなんちゃらって名前のついた島が
い～～～っぱいあります　でも一般に有名なのがこの　ギリ３島です）
ギリ・メノーは3つの島の中でも　観光客が少なく　地元っちも少なくとても静か。
ビーチや海の色が個人的な感想では一番きれいだと思います。
ホテルも隣のトラワンガンのように　せせこましく建ってなくて　どこもゆったりしています。

ずっと見てみたかった　メノーで唯一設備がととのったバンガロー
「ナウティルス」というバンガローに　オットのお客様が泊まるので
お願いして　お部屋をのぞかせていただきました。

　　　　　

ナウティルスはギリ・メノーの船着場（桟橋のあるところ）の目の前にある
全５室のこじんまりとしたバンガローです。

　　　

広い敷地に　海が見れるバルコニーつき　インテリアもナチュラル＆シンプル　
メノーでは(多分）唯一　「真水のホットシャワー」が出る貴重なホテルです。
私が一番最初にメノーに行ったのはもう１０年前。
その頃はホットシャワーどころか　真水のある宿は非常に貴重（もちろん水シャワー）
５日くらい毎日　海水まじりの水で頭を洗っていたのですが　最後はゴワゴワ
隣のバンガローが真水のシャワーを時間制でつかえるというので　
お願い攻撃で許可をもらい　頭を洗った時のあの爽やかさと言ったらもう・・・・
いまだに忘れられない思い出です（苦笑）真水のありがたさをしみじみ感じた出来事でした。
いまや　「真水のホットシャワー」ですからねぇ。。。
しかし島では真水が出ないので　毎日　ロンボクの本島から運んでいるようです。

　　　

　　　

高床式のバンガローの床から地面が見えるような　簡素なバンガローが多いメノーで
異彩をはなっています、プールのないのが少し惜しいところですが
目の前は透き通ったエメラルドグリーンの海ですからね。（今日は波が大きく少しビーチはニゴニゴ）

私もひさしぶりにこんなところに泊まって　ぼ～～～っとしてみたいもんだーと思いました。

普段は静かなメノーも　さすがの８月は盛況で　今日も空き部屋を探しては
立ちつくす　バックパッカーさんの姿をたくさん見かけました。
海沿いのホテルはことごとく　満員御礼のようです。