タクシーでの会話

２００５年１０月のガソリンの大幅値上げで　タクシー料金も軒並み値上げ
最近は割安感もなくなってしまいめったに利用しなくなったけど
それまでは買い物に、子供の送り迎えによく利用してました。
（ロンボクのタクシーの基本料金はたしかRp3600=47円　うちからモールまでは
２０分の距離で約Rp14.000 スンギギまでだと３０分位で　Rp35.000
日本に比べればまだまだ安いもんですが・・）

タクシーに乗るとたいてい質問されるのが
「どこの人ですか？？」「日本人？」というところから始まります。
で、「日本で働くとすごくお給料がいいんですよね～」（でたでた～・笑）
「私も日本で働きたいんです」
「どうしたら日本で働けるのかなぁ」
「私、日本人の彼女が欲しい～」
たいていこんな会話ばっかり、ハイハイ。

日本人、日本＝「みんな」金持ち　という幻想はいまだあるようです。。。＾＾；

イジワルな私は（笑）
「そやねぇ　たしかに日本で働けば給料は１ヶ月20ジュタくらいあるやろうけど
住むところは10ジュタ　食べるもので７ジュタ　あと税金やなんやかんやで
ほとんど残らないよ～～　」
と、その妄想をコッパミジンにしてあげるのでした。。。。（ゴメンね）

しかし日本とインドネシアには、ある団体が　研修生という名目で
インドネシア人の若者を２－３年工場などで労働させる制度があります。　
それにのっかると　食、住は会社が面倒見てくれるので
ムダ使いをしなければ　日本で働いたお金を丸々　自分の国に持って帰れる！

で、けっこう人気があるみたいだけど　年齢（３０歳くらいまで）、学歴（高卒程度？）、
身体条件などをクリアした上にその派遣機関にまとまったお金を払わないとダメなため
けっこう狭き門となっているようです。

ロンボクにもその研修を終えて帰ってきた人は相当数いるようで
街中でも　私が日本人だとわかると　日本語で声をかけてくる人がいて
そういう人はたいてい　日本で働いていました、って人が多いんです。
長野とか愛知とかで働いてたって人が多かったような・・・・
最近は韓国（またしても）とかで研修ってのも増えているみたいです。
しかし給料はダントツ日本がいい！みたい。
タクシーのお兄さん達、こういうところから日本に行くのが正解ですよ
（もちろんこのことも教えてあげてますよ・笑）

この人気に乗って　悪徳派遣会社が手付金を払わせておいて
結局どこにも行けない、、、というような詐欺まがいの事件もあるらしく
この国で騙されるのは　日本人（外国人）だけじゃないようです。
ＨＡＴＩ　ＨＡＴＩ～！（気をつけましょ～）

こんな会話をしながらタクシーに乗るので　たいくつしないのでした。