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友人 2度目のお葬式??? [バリ]

27日から2泊3日でバリに行ってきました。

今回は8月に逝ってしまった友人の2度目のお葬式(?)に参加するため。
これは 【ニェカ】と呼ばれる 最初のガベンと同じくらい大事な儀式との事でした。
当初は個人で行うので来年くらいかな、と言っていたのが
サヌールで合同のニェカがあるというので 急遽予定変更。
内容はいったい何をやってるのかは???ですが 
21日からすでにそのウパチャラは始まって 23.24日がメインのウパチャラ
そして 私の参加した27日が最終日なのでした。

23.24日といえば 我が家のレバランの当日(23日が新月?)
イスラムもヒンドゥーも暦は太陰暦なので ちょうど重なってしまったんです。
しかし 日本からかけつけてそのメインの行事に参加した友人の話を聞いて
もしかして行けなくてラッキーだったかも、、、なんせウパチャラが始まったのが
24日の真夜中2時、それも延々明け方まで続いたそうなので。。。。

今回のニェカは150名分の合同ウパチャラでしたので 各家庭参加人数20名としても
150x20名=3000人!!!(多分メインの日はそれ以上の人がいたと推測)
メイン会場の寺から サヌールの海岸までの大行進中 バイパスを横切っていったのですが
その150名分の行列が終わるまでその道は当然ストップ。

故人毎にお供えを頭に載せた人と傘をさす人がぞろぞろ1列になって歩く姿は
かなりの壮観でしたね。

 

海岸では海に向かって皆がいっせいに7回お祈りをささげて 最終日の儀式は終了
通常ガベン(1度目の葬式)で海に散骨しますが この時に魂は海の上に旅立つのだとか。

 


それをこの儀式で呼び戻し 各自宅にあるサンガ(祠)に入ってもらうという事だったようで
サヌールでのウパチャラが終了したあとは すぐに自宅のサンガでマンク(お坊さん)を呼んで
またまたウパチャラ、これが前段階で 本当にその祠の中に入れるウパチャラは
28日の早朝6時に行われたそうです。(さすがに 私は不参加でした~~)
こうして友人は本当にバリの家族として奉られる事になりました。

ヒンドゥーは亡くなると通常火葬にしてしまい 灰は海に流してしまいます。
友人の住んでいた地域はある理由で火葬ができず 土葬をしましたが
体は魂の乗り物という感覚があり 魂のぬけた体は特に重要とはされないので 
土葬の場合でも日本のような「墓参り」という習慣はありません。
日本人の私にはこの感覚がかなり寂しいです。(ムスリムはお墓参りするので特に)
今回 最後にと彼女が埋葬されている墓地に行きましたが 
これからは「魂」が入っている自宅のサンガにお参りする事になります。。。

ウワサによると まだもう一度 友人関連のウパチャラが「いつか」あるのだそうです^^;
ヒンドゥの葬式事情は今回の事で少し詳しくなりました。いや~ホント大変ですね。

友人のご主人はこのウパチャラのため 1週間以上 お仕事お休み!!ご苦労さまでした~。

 

 

 

 


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