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ロンボクの住宅建築現場見学 その1 [暮らし・海外移住]

なんだか ドタバタの3月後半です。
忙しいちゅーのに 今日はマウリットで インドネシアは祝日
これは イスラムの教祖(?)ムハンマドのお誕生日(クリスマスみたいなもん?)
ロンボクはこのマウリットは断食明けのレバランの次くらいに大きいお祭りです。
(我がオットの出身地 スンバワではそれほど重要な日という扱いはない)
それも 今日が誕生日なのに ロンボクでは島中いっせいにお祭りをするわけでなく
村毎にお祝いの日が違います、なんでかはナゾ(笑)
うちの手伝いさんは2名いますが 2人とも同じ村出身なので 昨日の朝
一緒に帰ってしまいました、オーマイガッ!(泣)
忙しいときなのに たまりませ~ん、が これを引き止める事は不可能。
ということで 昨日から 洗濯、ゴハンの支度などで てんてこまい、とほほ。。。


ところで ご近所さんが 家を建てているというので 
今後 豪邸(?・笑)を建てる予定の我が家、向学のために工事の見学に行ってきました。

日本だと 建築中の物件はしっかりシートで保護されて中はほぼ見れませんが
ロンボクではそんなものはありません なんぼでも見てちょうだい状態(笑)
現場には 施主さんみずから現場監督。
てか ちゃんと見張っておかないと 職人は休憩ばっかりして働きませんから・・・
彼らにすると給料は日当なので 何日かかっても問題はないのである。。
そんなアホな・笑、でも ホンマに見てないと 全然働かないのです。

我が家の新居建築予定地はこの現場の2軒はさんで東側 
15アールの広大な土地はずっとほりっぱなし、(10アールは知人の土地です)
以前は3期作の畑でしたが今では耕す人もなく ほっといたら1ヶ月で草がぼうぼうで 
メンテナンスだけでもかなりの維持費がかかってしまいます、、、ふぃ~。。。
インフレの国なので 建築材料の値段も年々値上がりなんで 早く建てなきゃなんですが
この現場の事を思うとなかなか 「よっしゃ 建てるぞ!」と言う気になれず。

とりあえず 今回はブロック造の建物の作り方を一から見れるので ラッキーでした。

そして 現場、ウラに回ると 基礎部分を作ってましたが 溝の部分は水浸し


どうやら最近の雨で1M掘っただけで 水がしみでてくるんだとか。(って事はうちの土地も?)
しかし そんな事は気にせず どんどん石を積んで セメントで固めていっています。
日本だと軟弱地盤で許可が下りないんじゃなかろうか???


しかし ここはインドネシア ティダ~ アパアパ(苦笑)

図面は基本の間取りを施主が考え 建築家に設計を依頼したそうで
ちゃんと パソコン使った CAD図面できれいにプリントされた図面を持ってました。
一応 「耐震強度」なども計算してくれる、、、らしいんですけど。。。。。
日本のような建築基準法なんてのは この国にははたしてあるのか???ナゾです。
(新築に関してはあっても 増築なんかはむちゃくちゃやってるので
大規模の改装でも申請が必要な日本のような建築法規は当然なさそうです)

この物件は2階建てになる予定で 現在2階床のコンクリ打ちが終わったところ
型をささえてるのは大量の竹、これはごくごく普通の風景。
コンクリ打ちも数人のバケツリレーで流しこんでいるのをよく見かけます。

職人達は 完成後は施主の憩いの場になるであろう あずま屋に寝泊りしてるそうで
夜中 蚊対策なんかどーしてるんだろう??と思ってしまいます。
てか お風呂は?トイレは?? う~~ん わからない~(笑)

こうして動いてる現場を目の前で見ると やっぱり早く建てなきゃと
ココロは焦るばかりではありますが 現場監督。。。。めっちゃしんどそー。

バリの友人も2人がすでに 私邸を建てましたが 図面があっても
「ここやっぱしあきませんか?」「じゃぁボンカールね!」
(ボンカールは 潰すという意味です)と言って いったん作ったものを
いとも簡単にこわしてまた作り直すのが当たり前のお国柄。。。。

そして 建材は施主がみずから調達するのが これまた当たり前。。。
家が完成するまでは 本当に長い道のりなのでした。。。

あぁ 頭が痛い。


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